フラッシュ・衝撃波エフェクト(フラクタルノイズ・極座標)

フラッシュ・衝撃波エフェクトカメラのフラッシュではなく、漫画のフラッシュ(主人公が心の中で叫んでいるフキダシ)みたいなのを作ります。耀いてるシーンにも使えるかも。
それを動かすと衝撃波みたいにもなります。

手順は以下です。

1.ブラック平面を作る
2.フラクタルノイズをかける(もやもや)
3.フラクタルノイズをいじる(縦線にして動かす)
4.マスクをかける(必要な部分だけにする)
5.極座標をかける(丸くする)
6.色をつける
7.衝撃波にする

 

新しいコンポジションを作ります。
正方形にします。
1500×1500pxにしてみました。

 

1.ブラック平面を作る

タイムライン上で右ボタンクリック→「平面」

コンポジションと同サイズでブラック平面を作ります。

 

2.フラクタルノイズをかける

ブラック平面を選択した状態で
メニュー「エフェクト」→「ノイズ&グレイン」→「フラクタルノイズ」

フラクタルノイズ

もやもやになりました。

フラクタルノイズ

3.フラクタルノイズをいじる

もやもやが縦の筋になるよう、エフェクトコントロールの「フラクタルノイズ」を触ります。

フラクタルノイズ

・フラクタルの種類…ダイナミック
・反転にチェック
・コントラスト…200
・トランスフォーム
縦横比を固定のチェックを外す
スケールの幅…20
スケールの高さ…1000

縦筋になりました。

フラクタルノイズ

次に動かしてみます。

アニメーションウィンドウ、ブラック平面の
「エフェクト」→「フラクタルノイズ」→「トランスフォーム」→「乱気流のオフセット」
0秒…0,0
フラクタルノイズ

5秒…0,10000

フラクタルノイズ
これは大きくすればするほど激しく動きます。

これで、縦線がバーーっと動くアニメーションが出来ました。漫画で言うところのスピード線状態です。

 

4.マスクをかける

真ん中辺だけ使うので、マスクをかけます。

タイムライン ブラック平面を右ボタンクリック→「マスク」→「新規マスク」

新規マスク

ハンドルを持って以下のような形にします。

マスク

マスクの境界をボカします。
タイムライン ブラック平面の「マスク」→「マスク境界のぼかし」
縦横比固定のチェックを外して、 0,250Pixcel

マスク

上下だけボケた、横長になりました。

マスクの境界線をぼかす

5.極座標をかける

またブラック平面を選択した状態で
メニュー「エフェクト」→「ディストーション」→「極座標」

極座標

エフェクトコントロールウィンドウで「極座標」パラメーターを触ります。

極座標
補間…100%
変換の種類…長方形から極線へ

フラッシュ

丸い光の輪みたいになりました。
これで一応の完成です。

6.色をつける

他のコンポジションに、モード「スクリーン」で重ねてみましょう。


白い光の輪になりました。

フラッシュ

白じゃない方がいい場合は、光の色は変えられます。

メニュー「エフェクト」→「色調補正」→「トライトーン」

トライトーン

ハイライトとミッドトーンの色を変えてみました。

トライトーン

色が着くと雰囲気が変わって面白いですね。

背景に合わせて色は調整します。
出来上がったムービーはこちら。

 

7.衝撃波にする

この一連のコンポジションに、中央から外向きに光が動くアニメーションも付けてみます。
衝撃波みたいになります。

マスクのアニメーションで作ります。

触るのは、マスクパスとマスクの境界線のぼかし。
10fに現設定のまま、ストップウォッチマークをクリックしてポイント打ちます。

0fにして、マスクのハンドルを上下とも一番上まで上げます。
画像が消えてしまいました。

次に20fにして、マスクのハンドルを上下とも下に下げます。
一番下まで下げるとエッジのボカしが効かなくなるので、様子を見ながら下げてください。

20fの時は、「マスクの境界線のぼかし」も触ります。

マスク境界のぼかし
0,400pixel

マスクの状態を並べたらこんな感じ。

これで衝撃波アニメーションの完成です。

出来上がったムービーがこちら。