登場シーン・白煙爆発・白い雲(CC Particle World)After Effects 初心者向け

魔法使い登場シーンのように、白い煙が爆発するようなエフェクトを作ります。

手順はこちら
1.煙(白い雲)の画像をつくる
2.白い雲のコンポジションをつくる
3.爆発させる空間の準備
4.CC Particle Worldで白煙をたくさん出す

1.煙(白い雲)の画像をつくる

まず、Photoshopで煙(白い雲)の画像を1枚作りました。


サイズは500×500pixel。
レイヤー構造は1枚っきり。背景は透明。
マウス使用。エアブラシで灰色を塗って、上から白を描いただけ。

名前は「白い雲.psd」とします。

2.白い雲のコンポジションをつくる

Adobe After Effectsを起動。新しいプロジェクト。

白い雲だけのコンポジションを作ります。
桜の花びら画像のサイズが500ピクセルだったので、500×500で。
秒数は適当。
コンポジション名は「煙もとコンポ」

Photoshop画像「白い雲.psd」をフッテージで読み込みます。
(プロジェクトウィンドウにドラッグ&ドロップ)

そして、「煙もとコンポ」タイムラインに配置します。

3.爆発させる空間の準備

次に、白煙を爆発させる広い空間、新規コンポジションを作ります。
「白煙爆発コンポ」
私はテレビ屋なので、HDTV 1080 29.97。
1920×1080です。
長さはとりあえず10秒くらいにしときます。

「白煙爆発コンポ」タイムラインに「煙もとコンポ」コンポジションを配置します。
配置した後、「煙もとコンポ」の目のマークを消して「非表示」にしておいてください。

タイムライン上で右ボタンクリック。
「新規」→「平面」を作ります。

名前は「パーティクル平面」とします。
この平面にエフェクトをかけていきます。

4.CC Particle Worldで白煙をたくさん出す

「パーティクル平面」を選択した状態で、右ボタン⇒「エフェクト」→「シミュレーション」→「CC Particle World」

「パーティクル平面」におなじみ、線の花火みたいなのが適用されます。

CC Particle Worldの位置を調整して、中央から上下左右に飛び散る動きに変更します。

「Produser(放出口)」の項目を全てゼロ。

「Physics(物理)」の項目を
「Velocity(放出速度)」…1.0
「Resistance(爆発の抵抗・爆発の大きさ)」…2.0
あとはゼロにします。


この線の花火を煙に変更していきます。
エフェクトコントロールウィンドウより
「CC Particle World」→「Particle」→「Particle Type」→「Line」を「Tetured Faded Disk」に変更。

そして、「Texture」→「Texture Layer」→「なし」を「煙もとコンポ」に変更。

真ん中から雲が湧き出てくるエフェクトになりました。


しかし、すごい小さい雲がゴミみたいに湧き出しているので、数と大きさを調整しました。

「Birth Size」 4.0 (発生した時の大きさ)
「Death Size」 0.1 (消える時の大きさ)
「Size Variation」 100%(色んなサイズになる)
「Max Opacity」100% (透明度の設定。100で不透明に)

勝手に雲に色を付けられたので、白に戻します。

「Birth Color」…白に
「Death Color」…薄~い灰色に


このままだと、もこもこと雲が出現され続けるので、1秒後くらいに雲の生成を止めます。

「Birth Rate(発生する量)」のアニメーションを設定します。
タイムラインにキーフレームを打ちます。

0f・・・0
5f・・・2.5
30f・・・0

もこもこ白煙爆発アニメーションの完成です。

 

背景に乗せてキラキラエフェクトと合わせてみたら、こんな感じ。
背景には画面モード「スクリーン」で重ねてます。