集中線エフェクト(フラクタルノイズ・極座標)

漫画の集中線のような効果を作ります。
手順は以下です。

1.ブラック平面を作る
2.フラクタルノイズをかける
3.極座標をかける
4.フラクタルノイズをいじる
5.マスクをかける


新しいコンポジションを作ります。
今回は目的のサイズの1.5倍くらいの大きさで作っておく方が後で便利です。
私の目的サイズは1920×1024pixなので、2880×1620pixにします。



1.ブラック平面を作る

まずブラック平面を作ります。
タイムライン上で右ボタンクリック→「平面」



コンポジションと同サイズでブラック平面を作ります。


2.フラクタルノイズをかける

ブラック平面を選択した状態で
メニュー「エフェクト」→「ノイズ&グレイン」→「フラクタルノイズ」

フラクタルノイズ

もやもやになりました。

フラクタルノイズ

3.極座標をかける

またブラック平面を選択した状態で
メニュー「ディストーション」→「極座標」

極座標
エフェクトコントロールウィンドウで「極座標」パラメーターを触ります。
補間…100%
変換の種類…長方形から極線へ

極座標
もやもやが球体みたいに丸くなりました!

極座標

4.フラクタルノイズをいじる

次は、エフェクトコントロールウィンドウで「フラクタルノイズ」のパラメーターを触ります。
数値はお好みで…なんですけど、私は以下を触りました。
コントラスト…500
明るさ…-50
トランスフォーム 縦横比を固定を解除
スケールの幅…20
スケールの高さ…4000

フラクタルノイズ


集中線っぽくなってきました。

フラクタルノイズ


これをアニメーションさせます。

アニメーションウィンドウ、ブラック平面の
「エフェクト」→「フラクタルノイズ」→「乱気流のオフセット」
0秒…0,0

フラクタルノイズ
5秒…0,10000
フラクタルノイズ
これで、ワープしているみたいな動きが付きます。

5.マスクをかける

ただ、これでは集中線っぽくないので、真ん中部分をボカして消します。
マスクを作ります。
タイムライン ブラック平面を右ボタンクリック→「マスク」→「新規マスク」


新しく出来たマスクの上ハンドルを持って下に降りると…なぜか真ん中が抜けます。


私の知ってるマスクと違うので気持ち悪いです。

そして、マスクの境界をボカします。
タイムライン ブラック平面のマスク
マスクの境界のぼかし…700,700pix


これで漫画の集中線のような効果ができました。

で、実際に使用する場合、球体だと困るので、拡大して使用します。
こんな感じ。

濃い色の背景を置いて、集中線のモードを「スクリーン」もしくは「加算」にすると、白い集中線になります。

完成した動画がこちら。