後光が射す効果を作ってみます。
神様降臨みたいなやつです。バックライトを照らします。
背景とキャラクターのPhotoshop画像を用意しました。
After EffectsのプロジェクトウィンドウにPhotoshopデータをドラッグ&ドロップして、コンポジションで読み込みます。
後光作成の手順は以下です。
1.後光の元となる、もよもよした背景を作りアニメーションさせる
2.もよもよしたアニメーションをキャラクターの形で切り取る
3.もよもよアニメを発光させる
1.もよもよした背景を作りアニメーションさせる
メニュー「レイヤー」→「新規」→「平面」
コンポジションの画枠と同サイズの黒い平面を作成します。
タイムライン、今作ったブラック平面をキャラクターの下に置きます。
ブラック平面を選択した状態で、
メニュー「エフェクト」→「ノイズ&グレイン」→「タービュレントノイズ」
こんなもやもや背景が出来ました。
エフェクトコントロールウィンドウ内、コントラストを「300」に上げました。
コントラストが高い方がキラキラします。
もよもよに動きを付けます。
タイムライン0秒地点で、エフェクト「タービュレントノイズ」の「展開」のストップウォッチをクリック。
次、タイムライン5秒地点で、「展開」を「6」×「+0.0°」に設定。
※この数字を大きくすると、後光のキラキラスピードが速くなります。
これで、もよもよが5秒間に6回転するアニメーションが出来ました。
2.キャラクターの形で切り取る
もよもよアニメをキャラクターの形で切り取ります。
まずキャラクターのレイヤーをコピー&ペーストで増やします(かたつむり2という名前にしました)。
複製したレイヤーをブラック平面(もよもよアニメ)の上に置きます。
ブラック平面のトラックマット「なし▲」をクリックして「アルファマット かたつむり2」を選択。
キャラクターの形に、もよもよアニメが切り取られました。
アルファマットの為に使用した「かたつむり2」を非表示にし、ブラック平面(もよもよアニメ)と2つを選択した状態で
メニュー「レイヤー」→「プリコンポーズ」で1個のコンポジションにします。
「後光コンポジション」と言う名前にしました。
3.もよもよアニメを発光させる
いよいよ発光させます。
「後光コンポジション」を選択した状態で
メニュー「エフェクト」→「描画」→「CC Light Burst 2.5」
「後光コンポジション」のモードを「スクリーン」に変更。
エフェクトコントロールで以下設定。数値はお好みで。
Intensity (激しさ)「300」
Ray Length (光の長さ) 「150」
かたつむり、めっちゃ後光が射しました!
これで完成なんですけど、この「CC Light Burst 2.5」というエフェクト、めっちゃCPUに負荷がかかります。
長時間 後光が射すと、レンダリング時間ハンパないです。ご注意ください。